施工実績
WORKS
大阪市内老人ホーム新築工事(耐火遮音壁)
大阪市内で建設が進められた老人ホームの新築工事において、居室や共用部の安全性と快適性を高めるため、耐火遮音壁の施工を行いました。
高齢者施設では、火災時の避難時間を確保する耐火性能と、日常生活の音を軽減する遮音性能の両方が求められます。
そのため、壁内部の構造にはより高い施工品質が必要となり、施設全体の安心につながる重要な工事となります。
まず、壁の基盤となる軽量鉄骨の下地組みを実施しました。
軽量鉄骨は耐久性が高く、施工後の安定性にも優れているため、老人ホームのように設備や配線が多く配置される建物に適しています。
下地組みでは、鉄骨同士の間隔を均等に保ち、壁内部の空間が歪まないよう丁寧に調整を行いました。
この工程が正確であるほど、後工程の断熱材の充填やボード張りがスムーズに進み、最終的な性能確保につながります。
下地の施工が完了した後、壁内部には耐火性と断熱性に優れた断熱材を隙間なく充填しました。
断熱材は、火熱を伝えにくい性質を持つと同時に、空気の流れを抑える役割を果たすため、遮音効果の向上にもつながります。
老人ホームでは夜間の生活音やスタッフの動きが利用者の睡眠を妨げることがあるため、壁内部に使用する素材の選定と丁寧な施工が欠かせません。
断熱材が均等に密着するよう調整し、性能が最大限に発揮されるよう慎重に作業を進めました。
続いて、電気配線や設備配管の通り道を確保しながら施工を行いました。
壁内部にはさまざまな配線が通るため、配置が乱れると遮音性の低下や後のメンテナンス性に影響します。
そのため、配線の固定位置を明確にし、必要なスペースを確保しながら断熱材と干渉しないよう施工を調整しました。
配線周りの処理は壁の性能に直接関わるため、細部まで配慮して仕上げています。
また、出入口となる開口部は、壁全体の精度に影響を与えるため、特に慎重に施工を行いました。
開口枠にゆがみが生じないよう、下地の水平・垂直を丁寧に確認し、建具が正しく取り付けられるよう調整しています。
老人ホームでは車椅子の利用者が多く、建具の開閉がスムーズであることは日常の快適性につながります。
そのため、この部分の施工は安全性と利便性の両方を支える重要な工程となります。
耐火遮音壁の施工では、見えない部分の品質が壁全体の性能を大きく左右します。
特に耐火壁は、設計で定められた仕様どおりに施工しなければ、火災時に性能が十分に発揮されません。
断熱材の充填状態、下地の固定、ボードの取り付け精度など、一つひとつの工程を丁寧に積み重ねることで、設計通りの安全性を確保できます。
遮音面においても、小さな隙間が音漏れにつながるため、壁内部の処理は特に慎重に行いました。
さらに、長期間使用される老人ホームでは、壁内部の湿気対策も欠かせません。
湿気がこもると断熱材の性能低下やカビの発生につながり、建物の寿命に影響します。
そのため、内部に余分な水分が滞留しないよう換気性と防湿性のバランスを考えた施工を行い、壁全体の耐久性を高める工夫を施しました。
今回の耐火遮音壁工事により、施設内部の安全性と生活環境の快適性を高めるための基盤が整いました。
耐火性能により万が一の際の避難時間が確保され、遮音性能により静かで落ち着いた生活環境が実現します。
これらの性能は入居者の安心につながるだけでなく、施設運営者にとっても長期的な価値をもたらします。
今後も建物の用途に応じた最適な施工方法を提案し、安全性と快適性、そして耐久性を兼ね備えた空間づくりに取り組んでまいります。
耐火遮音壁の施工は、建物の品質を支える重要な工事であり、利用者が安心して過ごせる環境を整えるために欠かせない工程です。
これからも、確かな技術で高品質な施工を提供し、施設全体の価値向上に貢献していきます。